小沢一郎・民主党元代表が、「最終戦争」に打って出た。といっても直接の相手は、菅直人首相ではない。かねてより小沢バッシングを繰り広げてきた、新聞・テレビという記者クラブメディアに対してである。
1月27日午後5時過ぎより、都内にて、これまで前例のない形での「小沢一郎記者会見」が行なわれた。主催したのは、記者クラブでも民主党でもなく、フリーやネットの記者有志。代表(暫定)の上杉隆氏をはじめ、神保哲生氏、岩上安身氏ら、これまで「記者会見オープン化」に尽力してきたジャーナリストたちが顔を揃えた。官公庁でも党本部でもない場所をフリー記者らで借り、独自に政治家を呼んで記者会見を開くという。しかもこれは、毎週行なわれる予定の「定例会見」である。
今後も、小沢氏が頻繁に登場するほか、大臣や与野党の政治家からすでに会見の内諾を得ているという。
※週刊ポスト2011年2月11日号