「人の性格は、生まれ順によってかなり影響を受けているんですよ。長男や長女という続柄ではなく、あくまでも生まれた順番で見ます」
と語るのは、『知らなかった自分がわかる「生まれ順」診断BOOK』(新潮社)の著者である島田裕巳さん。島田さんの生まれ順研究歴は約20年におよぶ。女子大で教えている中で、学生の生態や人間関係の構築の仕方を観察しているうちに、生まれ順が大きな影響を与えていることを発見した。
「私は第一子で妹がふたりいまして、一人っ子以外のパターンがそろっていたという経験も大きいですね。そもそも、日本をはじめとするアジア圏は上下関係を重視する傾向があり、きょうだいについても上下関係をきっちりつけようとします。最近、アメリカでも、生まれ順への関心が高まっているんですよ」(島田さん)
例えば、「自分の母親は姉とは相性がいいのに、自分とは相性が悪い」といった悩みを抱えている人も、そうした“家族関係の悩み”を解決するヒントになるのだ。
「生まれ順」による“恋愛・結婚”と“親子”の相性診断をざっと見てみると以下のようになる。(出典:『知らなかった自分がわかる「生まれ順」診断BOOK』)
【相性最高】
・第一子の人で、“恋愛・結婚”で最も相性がいいのは、末っ子。
・真ん中っ子の人で、“親子”で最も相性がいいのは、真ん中っ子。
・末っ子の人で、“恋愛・結婚”で最も相性がいいのは、第一子。
【相性よくない!】
・真ん中っ子の人で、“恋愛・結婚”で最も相性が悪いのは、末っ子。
・末っ子の人で、“親子”で最も相性が悪いのは、末っ子。
・末っ子の人で、“恋愛・結婚”で最も相性が悪いのは、真ん中っ子と一人っ子。
・一人っ子の人で、“結婚・恋愛”で最も相性が悪いのは、末っ子と一人っ子。
※女性セブン2011年2月17日号