ライフ

干し野菜で便秘解消 しいたけは干せばビタミンD100倍に

ベランダで40種類以上の野菜を干すゆきさん

いま、干し野菜が話題です。料理のバリエーションが広がるだけでなく、栄養面でも節約面でもうれしいことがいっぱい。しかも、家のベランダですぐにできるという手軽さ。ビギナーが知っておきたいポイントと、始めてる人にも役に立つ干し野菜レシピをお届けします。

「野菜は日光に干すだけで甘みと旨みがギュッと凝縮されます。調理するときに味付けがほとんど必要なくなるほどです」というのは、『つきじ常陸屋 干し野菜研究室』室長で『干し野菜は太陽の味』(つきじ常陸屋発行)著者・ゆきさん。

干すと保存性もアップ。おまけに栄養的にもいいことがいっぱい。栄養ケアシステム研究所の馬場真佐美さんによれば、「水分が減ることでかさが少なくなり、少しの量でも鉄分、カルシウムなどのミネラルを効率的に摂取することができます。食物繊維も取れるので便秘解消の効果も期待できます」とのこと。

大根やきゅうりに含まれる旨み成分のアラニンは生より干すことでアップ。骨粗しょう症予防によいというしいたけのビタミンDは干すことで100倍にも増えるのだ。

野菜を余らせないという点で節約効果もアリ。使い切れない野菜は干せば保存できる。節約アドバイザーの武田真由美さんは、お財布がピンチのときにも干し野菜が役立つという。

「大根などは干すことで食べやすくなり、食材を無駄なく使えます。火の通りが早くなるので調理時間が短くなり光熱費の節約にも」(武田さん)

干し方のコツは、野菜は洗って水分をふき取ってから切り、ザルなどに並べて日当たりのいい場所に数時間~数日間干します。干す時間や野菜の大きさによって半生~カラカラの乾燥状態にできます。風通しをよくしたいので、下にキッチンペーパーなど敷かないように。保存期間は季節によって変わるのでカビが生えないように様子を見ながら保存して。

雨が少なく湿度が低い冬は、野菜を干すのにぴったりの季節。いまこそ“干し野菜”生活をはじめてみませんか?

※女性セブン2011年2月17日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

天皇陛下にとって百合子さまは大叔母にあたる(2024年11月、東京・港区。撮影/JMPA)
三笠宮妃百合子さまのご逝去に心を痛められ…天皇皇后両陛下と愛子さまが三笠宮邸を弔問
女性セブン
歌舞伎俳優の中村芝翫と嫁の三田寛子(右写真/産経新聞社)
《中村芝翫が約900日ぶりに自宅に戻る》三田寛子、“夫の愛人”とのバトルに勝利 芝翫は“未練たらたら”でも松竹の激怒が決定打に
女性セブン
胴回りにコルセットを巻いて病院に到着した豊川悦司(2024年11月中旬)
《鎮痛剤も効かないほど…》豊川悦司、腰痛悪化で極秘手術 現在は家族のもとでリハビリ生活「愛娘との時間を充実させたい」父親としての思いも
女性セブン
ストリップ界において老舗
【天満ストリップ摘発】「踊り子のことを大事にしてくれた」劇場で踊っていたストリッパーが語る評判 常連客は「大阪万博前のイジメじゃないか」
NEWSポストセブン
紅白初出場のNumber_i
Number_iが紅白出場「去年は見る側だったので」記者会見で見せた笑顔 “経験者”として現場を盛り上げる
女性セブン
弔問を終え、三笠宮邸をあとにされる美智子さま(2024年11月)
《上皇さまと約束の地へ》美智子さま、寝たきり危機から奇跡の再起 胸中にあるのは38年前に成し遂げられなかった「韓国訪問」へのお気持ちか
女性セブン
野外で下着や胸を露出させる動画を投稿している女性(Xより)
《おっpいを出しちゃう女子大生現る》女性インフルエンサーの相次ぐ下着などの露出投稿、意外と難しい“公然わいせつ”の落とし穴
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告。父・修被告が洗面所で目の当たりにしたものとは
《東リベを何度も見て大泣き》田村瑠奈被告が「一番好きだったアニメキャラ」を父・田村修被告がいきなり説明、その意図は【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
結婚を発表した高畑充希 と岡田将生
岡田将生&高畑充希の“猛烈スピード婚”の裏側 松坂桃李&戸田恵梨香を見て結婚願望が強くなった岡田「相手は仕事を理解してくれる同業者がいい」
女性セブン
電撃退団が大きな話題を呼んだ畠山氏。再びSNSで大きな話題に(時事通信社)
《大量の本人グッズをメルカリ出品疑惑》ヤクルト電撃退団の畠山和洋氏に「真相」を直撃「出てますよね、僕じゃないです」なかには中村悠平や内川聖一のサイン入りバットも…
NEWSポストセブン
注目集まる愛子さま着用のブローチ(時事通信フォト)
《愛子さま着用のブローチが完売》ミキモトのジュエリーに宿る「上皇后さまから受け継いだ伝統」
週刊ポスト
イギリス人女性はめげずにキャンペーンを続けている(SNSより)
《100人以上の大学生と寝た》「タダで行為できます」過激投稿のイギリス人女性(25)、今度はフィジーに入国するも強制送還へ 同国・副首相が声明を出す事態に発展
NEWSポストセブン