年末のレコード大賞、紅白歌合戦効果で植村花菜(28)の『トイレの神様』が大ブレイク中だが、石川県金沢市では「トイレの神様人形」なるものが話題だという。
石川県金沢市で神棚の製造販売業を営む松崎神堂店で売っている「トイレの神様人形」。金沢では江戸時代から、家の新築、改築時に土でできた夫婦一対の人形を厠の下に埋める風習があった。同店では、創業した1945年当時から、この人形を「厠の神様人形」として製造販売。それを約20年前、曲がヒットするずっと前から「トイレの神様人形」と改称して販売していたというのだ。店主の松崎啓二さんは、その人気ぶりを話してくれた。
「曲がヒットするまでは1か月に2~3個売れればいいほうでした。それが紅白後、今年にはいってからは1か月で300個の注文が全国各地からはいったんです」
では、いったいどんなご利益があるのか。
「健康や良縁のご利益があります。これまでに“購入した途端、結婚できた”などというお話もいただいていて、その話を聞いた女性からの注文が多いですね。だいたいお客さんの7割は女性のかたですよ」(松崎さん)
このトイレの神様人形のご利益にあずかった芸能人も。
「お笑いコンビのブラックマヨネーズさんがブレイク前の2005年に取材に来たんです。そのときにトイレの神様人形を買っていかれた。そしたら、その年の瀬にM-1で優勝して、一気に全国区の人気者へと駆け上がっていったんですよ」(松崎さん)
※女性セブン2011年2月17日号