見向きもせずに捨ててしまっていた、みかんの皮が芸術作品に……。そんな“むきかた”指南本『あたらしいみかんのむきかた』。
早速、今年の干支であるうさぎ(難易度1)に本誌記者が挑戦してみた。うさぎを作るには著者の岡田好弘氏が推奨するL玉サイズのみかん、皮むき用のカッターと線を付ける赤色のボールペン、竹串をまず用意。みかんに線を付けカッターで切りこみを入れ、竹串などでむくと完成と書いてある。
もともと不器用な記者ではあったが、うさぎの手足がもげたり、耳が切れてなかったりと悪戦苦闘。手が黄色くなりながらも、1時間後、ようやくうさぎのような生きものが完成。費やしたみかん5個は記者の胃の中へとおさまった。
「要領さえ押さえれば短時間でできます」とは岡田氏。修業が足りないことを再認識した本誌記者はさらなる芸術的なうさぎを作ることを決意! 皆さん、くれぐれもみかんのむきすぎ、いや食べ過ぎにはご注意を。
※週刊ポスト2011年2月11日号