2月14日のバレンタインデー。職場のあちこちで「義理チョコ」が配られる“風習”はさておき、女性にとっては「意中の人」に想いを告げられるまたとないチャンス。今回は、バレンタイン必勝テクについて暴露してもらいました。
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みさ(メーカー・28歳):私はもっぱら「乱射攻撃」。バラまいとけば1人くらい反応してくるもん。同僚から他部署の知り合いから、取引先から、趣味のフットサルチームの仲間から、出入りの宅配便の人まで、それこそ50人くらいに配りまくってる。
けい(医薬品・26歳):ヒィィィ。金と手間がヤバそう。
みさ:いや、そうでもない。パウンドケーキみたいな“大量生産”できるものを作って、小分けするだけだから。いたって雑だよ。
マナ(小売・27歳):で、効果は?
みさ:数人から「今度メシでも食わない?」みたいな反応があるけど、好みのタイプからはこないんだな、コレが。
マナ:やっぱさ、男は集中投資っていうか、狙いを定めたほうがいいんじゃない? 私の場合、ちと汚いけど、今の彼氏は「バレンタインチョコ買い物作戦」でゲットしたよ。
みさ:何それ~?
マナ:簡単だよ。彼の同期で一番の出世頭のイケメンを「仮想好きな人」に仕立て上げて、「〇〇クンにチョコあげたいんだけど、買い物付き合って」って頼むの。で、「お礼に一杯どう?」って誘って、「あなたのほうが好きになっちゃったみた~い」と、しなだれかかる。
みさ:手が込んでるな~。
ユカ(広告・25歳):私は以前、狙ってる人にわざと安いチョコを渡したことがある。で、「この前は時間がなくて、簡単なチョコしか渡せなかったけど、本当に渡したいものがある」って誘うの。それから、やや高めのチョコを渡すんだけど、前のがショボかったせいか、勝手に高級に見られちゃうんだよね。
みさ:なんか悪徳商法みたい。で、結局、どうなった?
ユカ:ま、2~3回デートしてフラれたけどさ……。これは、私の友達が成功したテクニックなんだけど、同僚の本命クンにチョコを渡す時、「お返しはいらないから、今度相談に乗ってくれる?」っていうんだって。
けい:ふんふん。それから?
ユカ:「私、実は転職を考えてるんだ」なんて適当に相談事をデッチあげて、「〇〇クンにだけ、いっちゃった。ところで、〇〇くんも悩みってある?」って聞くんだって。こうして相手に悩みを話させたら、カップルは成立したも同然らしいよ。
みさ:秘密の共有っていう古典的手法だけど、バレンタインをきっかけにするわけか。
※週刊ポスト2011年2月25日号