「ウルトラしょうが」と呼ばれる乾燥しょうががNHKの『ためしてガッテン』などで紹介され、自宅で作る人が増えている。
その作り方は、しょうがを1~2ミリの厚さにスライスして天日に干すだけ。夏は1日、冬は2日程度でできる。
「薬膳の世界では、蒸してから干したしょうがを『乾姜』といい、内臓を温めてくれる食材として使われてきました」
そう話すのは、管理栄養士の清水加奈子さん。しょうが特有の辛み成分、ショウガオールとジンゲロールには血行促進作用があるという。
「特に、しょうがを約90度程度で加熱するとジンゲロールの一部が作用の強いショウガオールに変化するので、食べたときに体の深部から温まりやすくなります」
話題の「ウルトラしょうが」も、加熱してから食べると体温アップの作用がさらに高まる。体温上昇で基礎代謝を上げれば、脂肪燃焼ダイエットも期待できるといわれている。
※女性セブン2011年3月3日号