2月16日、東京・板橋区内の自宅マンションで、瑛太(28)の父・永山博文さん(享年55)が首を吊って自殺した。瑛太とは友達のように仲の良い親子だったというが、瑛太が嫁として連れてきた木村カエラ(26)とも博文さんは良好な親子関係を築いていた。
結婚する少し前くらいのことだった。カエラが博文さんの焼き肉店を手伝ったことがあった。満面の笑顔、エプロン姿で注文を聞いてはビールを運ぶカエラ。その日ばかりは、開店前から行列ができて、客は何時間も待たねばはいれないくらいだった。歩道にもテーブルを出すほどの大盛況。この日は、瑛太やカエラ、そして博文さんにとっても、人生最良の日だったに違いない。
カエラもまた、博文さんとの関係を新鮮に感じていたようだ。
「カエラさんのお父さんは、彼女が学生のころに家を出て別々に暮らしているんです。以来、ほとんど連絡をとることはなかったそうです。父親という存在を知らずに生きてきただけに、博文さんを本当の父親のように慕っていたんです」(音楽関係者)
そして昨年10月には博文さんにとって、待望の初孫が誕生。
「お孫さんが生まれたときは、それは大変な喜びようでしたよ。あのチョイ不良の顔をクシャクシャにして、孫の写真をだれかれ構わずに見せまくっていたんです。“どうだ、かわいいだろう?”って。カエラちゃんのことは、“ホントよくやった。こんなかわいい子をよくぞ産んでくれた”ってほめてましたよ」(博文さんの親友)
カエラは博文さんを“パパ”と呼んでいた。しかし、孫が生まれたときにカエラは博文さんに、「もうパパじゃないよね~。これからはジジだよね~」とおどけて話したこともあったという。
※女性セブン2011年3月10日号