夕食の準備をしながら次の日の朝食も同時につくる、お風呂の掃除をしながらお肌のケアも…。忙しい主婦たちは工夫をこらして、家事や美容をこなしています。そんな生活の知恵から生まれたすぐれ技を一挙紹介!
会社員のまゆこさん(40)の技は、炊飯器でゆで卵と蒸しポテトを作ってしまうというもの。
「夜、炊飯器をセットする際に、ラップした卵とじゃがいも(さつまいもなど他のいも類でもOK)を入れて炊きます。朝にはご飯と一緒に、ゆで卵と蒸しポテトも完成。ご飯に、いもの風味が少し移っちゃうけど(笑い)」(まゆこさん)
節約アドバイザー・家事アドバイザーとして活躍する矢野きくのさんは、蒸し器のお湯と、米のとぎ汁を有効活用。
「蒸し器の下のお湯は、そのまま沸かすだけではもったいない。必ず野菜をゆでたり、スープをつくったりします。また、米のとぎ汁はためておき、調理しながら出るフライパンなどの汚れ物をつけておきます。米ぬかに含まれた油分が油汚れを浮かして取れやすくするので、洗い物がラクに」(矢野さん)
料理研究家・ラク家事アドバイザーの島本美由紀さんは、カレーをつくりながら翌日のおかずも完成させてしまう。
「カレーをつくる際、野菜が煮えてルーを入れる直前に、じゃがいも、玉ねぎ、にんじんを少し取り出します。つぶしてマヨネーズ、塩、こしょうで和えればポテトサラダのできあがり」(島本さん)
そして、最後は、ビールを飲みながら“床掃除”をするという専業主婦の千里さん(43)のちょっとユニークな技。
「飲み残したビールを捨てるのは、もったいないですよね。飲みきれないときには、下ごしらえした魚のにおい消しにふりかけたり、てんぷらの衣の溶き水代わりにして活用しています。床を拭いても驚くほどきれいになるので、飲みながら雑巾にしみこませてフローリングをキュッキュッ。ただし、キッチンドランカーにならないように注意してます(笑い)」
※女性セブン2011年3月10日号