本誌の取材で、妻と隠し子の存在が発覚した片岡愛之助(38)。歌舞伎界では、これまでにも隠し妻、隠し子が何度か発覚しているが、愛之助の隠し妻A子さんもまた、梨園の妻となるのは難しかったようだ。
海老蔵(33)はフリーキャスターの小林麻央(28)と昨年3月に結婚するまで、数々の浮き名を流していたが、特に結婚に近かったのはお互いの両親も公認だった米倉涼子(35)だった。
「米倉さんは海老蔵さんの両親と一緒に食事をするほどの仲でしたが、やはり結婚には踏み切れませんでした。当時、海老蔵さんは祖父が遺した約20億円の借金を白血病で体調不良だった父の代わりに返済しなければなりませんでした。そのため、後援会筋には“結婚相手は資産家令嬢のほうが”という思いがあったそうです」(芸能リポーター)
梨園の妻になる条件は、年齢や金の問題だけではない。跡継ぎの問題が大きくかかわってくる。
近藤サト(42)は1998年に坂東三津五郎(55)と結婚。しかし、三津五郎はバツイチで、前妻との間に長男・坂東巳之助(21)がいた。後継者争いが起こることを懸念され、子供をつくることを咎められたことが原因とされ、2000年に離婚した。
2002年3月に尾上菊之助(33)との11才差の交際が発覚した江角マキコ(44)が結婚に至らなかったのも、跡継ぎの問題だったといわれる。
「江角さんは菊之助さんがいないときでも菊之助さんの実家を訪れて、お父さんの尾上菊五郎さんと一緒に酒を酌み交わすほどの仲でした。ですが、“菊五郎”というのは、“團十郎”と並ぶ歌舞伎界の二枚看板。どうしても跡継ぎの男の子を産める相手でなければなりませんでした。当時、江角さんは35才で高齢出産といわれる年齢。菊五郎さんは結婚相手として認めることはありませんでした」(前出・芸能リポーター)
※女性セブン2011年3月10日号