進化した補整下着でやせる人が増えている。「自分に合うブラジャーを正しく着けるだけで、胸が大きく高くなって、メリハリのあるすっきり体型になるんですよ」そう話すのは下着研究家の青山まりさん。
県立広島大学の加藤秀夫教授の研究では、補整下着を着けた女性は、脂肪のエネルギー代謝を促進するホルモンの分泌が増えることが発見された。体についた脂肪の塊を木材に例えると、補整下着を着ることは、木材を木くずにして、燃えやすい状態にするような働きがあるという。
「最近の補整下着は、立体裁断や着圧のコントロール技術が進化して、楽に着ながら美しいプロポーションを手に入れられます。女性は失恋や人間関係、忙しさで太るなど体型が変わりやすいので、春夏秋冬3か月に1度はサイズを測り、自分にあった下着を身につけることが大切です」(青山さん)
千葉県の会社員・明美さん(47)は、この“下着を着るダイエット”を5か月続けることでウエストが32.0センチも細くなり、体重は31.4キロも減らすことに成功した。
「36才の時に婦人科系の病気になってから太り始め、去年まで84.5キロもの体重からくるひざ痛と、ぜん息で薬漬けの日々。どうにかして健康になりたかったんです」(明美さん)
ヒップのサイズに合わせてチーフプロポーションカウンセラーが選んでくれたガードルは、ウエスト部分がゆるくて手が2つ入ってしまうほど。「こんなにゆるくて本当に大丈夫?」と思ったが、余っている肉を移動させて下着で固定するとジャストフィットに。食事管理もまだ始めず、下着を着け始めただけで1週間でなんとウエストが7.6センチも細くなったという。
※女性セブン2011年3月10日号