ライフ

外国かぶれ社員 失敗したら「ウップス!」怒られたら「オ~」

 ユニクロや楽天が社内で英語を公用化することを明らかにしたニュースは世間の耳目を集めた。是非はともかく、日本でもようやくグローバルカンパニーへの脱皮を図る企業が出始めたということだろう。ところが、中には実力の伴わない「外国かぶれ」の困ったちゃんもいるようで……。OLたちが語り合いました。

 * * *
ユリ(派遣・28歳):英語が社内公用語か~。絶対無理!

チカ(通信・28歳):ウチは近々そうなるらしい。外国人採用枠も年々増えてるし。

リサ(IT・27歳):グローバル化するのはいいけど、単に英語ができるだけのヤツがのさばるのは嫌だな。

マヤ(メーカー・25歳):私の部でも、部長の通訳係の帰国子女が勘違い女でさ。

すず(サービス・25歳):何やらかすの?

マヤ:まず、彼女の歓迎会からして1時間の遅刻。「何かあったの?」って聞いたら「リサーチしてました」だって。

チカ:何のリサーチだよ。

マヤ:さすがに部長が嫌味をいったら「海外ではよくあることですよ」と居直ってた。

ユリ:出た。治外法権アピール。困った遅刻魔はウチにもいる。フランスに留学してたコなんだけど、30分ぐらいは遅刻と思ってなくて、怒られると「オ~」とかいって肩すくめるの。

リサ:うわ~、定番!

すず:アレも多くない? ちょっとした失敗の時に「ウップス!」とかいうヤツ。

チカ:「ファック」とかもね。2~3か月ぐらいしか向こうに行っていない短期留学組に限って、よくいうんだよ?

ユリ:ついでに、私は外来語の英語発音も煩わしい。

チカ:はいはい。エネルギーをエナジーとか、ディレクターをダイレクターとかいう。

ユリ:ビタミンのことをヴァイタミンとかね。トドメは「カラオケ」の「キャラオキ~」。

すず:一人でいってろってね。

マヤ:態度が鼻につくヤツも多くない? 飲み会や接待でのお酌を「セクハラだ」とかいって頑なに拒むみたいな。

ユリ:ここは日本なんだから溶け込めよってね。ちなみに私は、外資の人が日本人同士のくせに外国風ニックネームで呼び合ったりしてるのも苦手。

すず:「めぐみ」を「メグ」、「えみ」を「エミー」くらいなら許せるけど、「智明」を「トム」、「大樹」を「ダニエル」なんてのは鳥肌が立つよ。

チカ:あと「譲二」は自分の名前のスペルを「George」って書くヤツ多いよね。

マヤ:ウチにもウザい先輩がいてさ。子供の時に海外で暮らした経験があるから、「なんちゃってクリスチャン」というか、ミドルネーム(洗礼名)があるらしいの。それがご自慢らしく、ご丁寧に名刺にまでミドルネームを刷り込んでんの。

※週刊ポスト2011年3月11日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

紅白初出場のNumber_i
Number_iが紅白出場「去年は見る側だったので」記者会見で見せた笑顔 “経験者”として現場を盛り上げる
女性セブン
ストリップ界において老舗
【天満ストリップ摘発】「踊り子のことを大事にしてくれた」劇場で踊っていたストリッパーが語る評判 常連客は「大阪万博前のイジメじゃないか」
NEWSポストセブン
大村崑氏
九州場所を連日観戦の93歳・大村崑さん「溜席のSNS注目度」「女性客の多さ」に驚きを告白 盛り上がる館内の“若貴ブーム”の頃との違いを分析
NEWSポストセブン
弔問を終え、三笠宮邸をあとにされる美智子さま(2024年11月)
《上皇さまと約束の地へ》美智子さま、寝たきり危機から奇跡の再起 胸中にあるのは38年前に成し遂げられなかった「韓国訪問」へのお気持ちか
女性セブン
佐々木朗希のメジャー挑戦を球界OBはどう見るか(時事通信フォト)
《これでいいのか?》佐々木朗希のメジャー挑戦「モヤモヤが残る」「いないほうがチームにプラス」「腰掛けの見本」…球界OBたちの手厳しい本音
週刊ポスト
野外で下着や胸を露出させる動画を投稿している女性(Xより)
《おっpいを出しちゃう女子大生現る》女性インフルエンサーの相次ぐ下着などの露出投稿、意外と難しい“公然わいせつ”の落とし穴
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告。父・修被告が洗面所で目の当たりにしたものとは
《東リベを何度も見て大泣き》田村瑠奈被告が「一番好きだったアニメキャラ」を父・田村修被告がいきなり説明、その意図は【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
結婚を発表した高畑充希 と岡田将生
岡田将生&高畑充希の“猛烈スピード婚”の裏側 松坂桃李&戸田恵梨香を見て結婚願望が強くなった岡田「相手は仕事を理解してくれる同業者がいい」
女性セブン
電撃退団が大きな話題を呼んだ畠山氏。再びSNSで大きな話題に(時事通信社)
《大量の本人グッズをメルカリ出品疑惑》ヤクルト電撃退団の畠山和洋氏に「真相」を直撃「出てますよね、僕じゃないです」なかには中村悠平や内川聖一のサイン入りバットも…
NEWSポストセブン
注目集まる愛子さま着用のブローチ(時事通信フォト)
《愛子さま着用のブローチが完売》ミキモトのジュエリーに宿る「上皇后さまから受け継いだ伝統」
週刊ポスト
連日大盛況の九州場所。土俵周りで花を添える観客にも注目が(写真・JMPA)
九州場所「溜席の着物美人」とともに15日間皆勤の「ワンピース女性」 本人が明かす力士の浴衣地で洋服をつくる理由「同じものは一場所で二度着ることはない」
NEWSポストセブン
イギリス人女性はめげずにキャンペーンを続けている(SNSより)
《100人以上の大学生と寝た》「タダで行為できます」過激投稿のイギリス人女性(25)、今度はフィジーに入国するも強制送還へ 同国・副首相が声明を出す事態に発展
NEWSポストセブン