先頃『恋愛経済学』(扶桑社)を出版した経済評論家の勝間和代氏。「女の武器はセックス」と説き、新たな勝間本の方向性を切り開いた同書だが、「私生活の変化が影響したのでは?」と見るのは、30代のカツマー女性だ。
彼女が着目したのは、TBS系『がっちりアカデミー!!』。1月22日に放送された同番組の番宣(『王様のブランチ』)で、タレントの加藤浩次と経済アナリストの森永卓郎が「(アナウンサーの)小林麻耶と勝間和代、結婚するならどっち?」との質問に揃って「小林麻耶さん」と即答したという。そのことは勝間氏も本書で紹介し、2度の離婚も経験した自身は「恋愛が苦手」だと断わりながら本題に入っていく。
ところが、この番組を観ていたカツマー女性によると、同書では割愛された「話の続き」があるという。
「番組ではその後、男性陣が勝間さんの離婚について突っ込み、さらに『今、彼氏は?』と聞いたんです。すると、勝間さんは動揺した様子で『別れたばかりなんです! 去年』と答えていました。ヤバイ雰囲気だなあと思っていたら、最後は勝間さんが『半年、1年、ぐっしゃぐっしゃに悩んでいたからスッキリしたんですよ』と締めていました。涙目でしたが……」
ということは、本書執筆中に失恋を経験していたということか。自らの失敗をも材料に「恋愛経済学」の研究に励むカツマー、恐るべしである。
※週刊ポスト2011年3月18日号