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室井佑月 カンニングに警察を介入させた京都大学にがっかり

 京都大学の入試問題が『Yahoo!知恵袋』に投稿された事件で、19才の予備校生が逮捕された。連日テレビで報道され、予備校生が逮捕されたときには、ニュース速報のテロップも打たれた。この大騒動ぶりについて、テレビやラジオでコメンテーターとして活躍する作家の室井佑月さん(41)はこんな感想を述べる。

 * * *
 わざわざ警察に届けなくても、学校側が(カンニングをした学生が誰かを)調べればいい話。警察を介入させないと投稿者がわからないなら、大学側が警察に被害届を出したときに「子供の未来にかかわることなので、穏便に済ませてほしい。誰が投稿したか教えてくれれば、後はこちらで対処しますので」というべきです。

 裏を返せば、そこまでして京大にはいりたいといってくれた子なわけでしょう? 学校側は、もう少し彼を思いやった処置があって然るべきだと思います。

 京大は有名な評論家や学者をたくさん輩出し、懐の深い学校だと思っていました。今回の一件に関しても、カンニングをした受験生に「おまえ面白いから、来年また受けに来いよ!」という感じなのかと思っていたのに、がっかりですね。

※女性セブン2011年3月24日号

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