2009年に自殺した韓国の女優、チャン・ジャヨンさん(享年29)の知人が生前彼女から受け取っていた手紙を韓国のSBS放送が公開し、社会的波紋が広がっている。手紙は全部で50通。2005年から2009年の自殺直前までの様子を230枚に書き綴っていた。ジャヨンさんは、芸能プロダクションや報道関係者、大企業の幹部などを実名で挙げ、「31人に100回以上の性接待を行った」ことを、詳しく書いていた。
このジャヨンさんの告発は韓国芸能界だけでなく、政界にも波紋を読んでいる。民主労働党のイ・ジョンヒ代表が自身のツイッターで<韓国で女性として暮らすことの実態を見せた>と綴ったのだ。韓国在住のジャーナリストが説明する。
「韓国での性接待は芸能界だけに限りません。公務員や一般企業でも、酒の席で女性が接待対象になるケースがたくさんあります。ジョンヒ代表の発言はそういったことも指しているんでしょう」
韓国で「性接待」は、決して芸能界だけの特別なものではないというのだ。
※女性セブン2011年3月24日号