「春先は隠れていた病気の症状が表にはっきり表れる時期でもあります」と語るのは、『女性のための統合ヘルスクリニック[イーク丸の内]』院長の仲眞美子さん。次のような症状が出たら、医療機関に相談を。
風邪は治ったのに、咳だけが続くという“アトピー咳”の人が、いま増えているという。原因はいくつかあるが、最近の傾向として仲院長は次のように指摘をする。 「最近の風邪薬は、咳を抑えるけれど、眠くなる副作用がある抗ヒスタミン薬がはいっていないものが主流。そのため、風邪は治っても、アレルギー性の咳だけが残ることが多いと考えられます」(仲さん)
車を運転する前にのまないなど服用方法を工夫できるなら、医師と相談の上、抗ヒスタミン薬がはいった風邪薬を選んだほうがよい場合も。
睡眠不足でもないのに昼間、人と話をしていても眠いと感じるなら、きちんと眠れていない睡眠障害の可能性がある。
「扁桃腺が慢性的に腫れていることによって気道が狭くなって呼吸ができずに、充分な睡眠がとれていないことがあります。本人はそれに気がついていないことも」(仲さん)
仕事をしていてもコックリ…。上司にしかられる前に病院へ。
※女性セブン2011年3月24日号