年初に明かされた落語家・林家三平との電撃結婚。一番驚いているのは、国分佐智子自身かもしれない。
「『水戸黄門』の収録があった昨年の11月上旬は、ちょうど34歳を目前に、自分自身とても揺れ動いていた時期でした。結婚願望はもちろん、出産に対して年齢的な焦りも感じていましたが、あと4年は女優業に邁進しようと決意したばかりでした」(国分=以下同)
そんな折、ふいに出会いは訪れた。八兵衛役の三平が、ゲスト出演した国分に一目惚れしたのだ。
「最初から結婚してほしいとのお話でした。翌日からは毎日電話でいわれ続け、正直どうしたものかと戸惑ってしまって(笑い)。でも次にお会いした時、誠実で正直な方だと確認できた。彼の一途な愛情に、涙ぐんでしまったんです。そこから、私も結婚を意識し始めました。それが、昨年の12月5日。私の誕生日です」
プロポーズは、そのわずか6日後。迷わず結婚を決めた。
「三平さんは“そんなに頑張りすぎなくていいんだよ”といってくれる。今感じているような“包まれている安心感”は、これまで感じたことがないものでした。ありのままの私でいられる場所――“これが私の求めていたものだったんだ”と思います」
【プロフィール】
国分佐智子(こくぶ・さちこ) 1976年12月5日生まれ。女優。映画『TAKAMINE』、『SAKI』(初主演映画、公式URLはhttp://saki-movie.com)などが公開予定。
撮影■野村誠一 取材・文■渡部美也
※週刊ポスト2011年3月25日号