いよいよ入学シーズン到来。わが子のステップアップに、親なら誰でも、期待と同時に不安も感じているはずだ。
小林製薬が、新小学1年生になる子供の母親を対象に、小学校入学にあたって心配していることをアンケート調査したところ、「勉強についていけるか」「友達作りやいじめなどの友人関係」などに次いで、「学校でうんちをできるか」という、“トイレ問題”を不安視する声が2割を占めた。
日本衛生設備機器工業会によると、2010年の大便器出荷比率は和式2%、洋式98%。一般家庭をはじめ、世の中のほとんどのトイレは、すでに洋式が主流になっている。しかし、学校のトイレは状況が違うと小林製薬・広報部の戸張元宏さんはいう。
「少しずつ洋式に移行しているものの、ほとんどの学校はまだ和式です。洋式トイレしか知らない現代っ子は、和式の使い方がわからず、便器を前に戸惑う子供もいます。入学準備のひとつとして、和式のある知人宅や公共施設に行き、しゃがみ方や足の置く位置など “和式トレーニング”をする親子も多いんです」
さらに、「約50%の子供が学校でのうんちを我慢している」とも。便意を我慢するのは、健康に悪いのはもちろん、成績にも悪影響が出てくる。
ある大学による子供の生活習慣と学力の関係についての調査では、「毎日排便をする子は、学力が高い」という結果が出たという。「食べたら出す」が自然の摂理であり、朝食を食べれば自然と排便がある。排便は健康の基本で、健康であれば保健室に行くこともなく、勉強に集中できる。結果、成績も上がるというわけだ。
※女性セブン2011年3月24日号