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21歳女子大生 ゴルフうまくなりたいと単身渡米でアマ世界一

R&A(ロイヤルアンドエインシェントゴルフクラブ)とUSGA(全米ゴルフ協会)が協力して発足させた世界アマチュアゴルフランキング(WAGR)。2月18日に第1回の発表があったが、なんと女子部門のトップにランクされたのは日本人女子大生だった。

ナンバー1に輝いたのは神奈川県出身の片平光紀さん。現在、デイトナ州立大学の女子ゴルフ部に所属する21歳である。

「WAGRは世界の1350競技を対象に出場選手のポイントが査定される。現在は50か国、3100人が登録されています」(ゴルフ誌記者)

片平さんは両親の影響で11歳からゴルフを始めた。同い年にはプロで活躍している金田久美子らがいるが、片平さんには国内のジュニア時代に目立った戦績はない。

「高校2年の途中で単身渡米。タイガー・ウッズのコーチを務めたハンク・ヘイニーが主宰する国際ジュニアゴルフアカデミーで2年間ゴルフを学び、その後大学に進学してゴルフ部に所属した」(ゴルフ協会関係者)

2009年9月に大学に入学すると、メキメキ頭角を現わした。米国の大学ゴルフのメジャー大会のNJCAAナショナル選手権で個人戦に史上最小スコアで個人優勝、チームも全米チャンピオンに導いたことで全米の注目を集めた。昨年はWAGR対象の12試合で9勝を挙げ、今年も5戦4勝と圧倒的な強さを誇っている。

片平さんの所属するゴルフ部のコーチは元米LPGAのツアー選手のローラ・ブラウン。

「ゴルフがうまくなりたい一心で、まったく語学ができない状態での渡米だったという。ブラウンコーチも彼女の朝早くからコースに出て練習する勤勉な姿勢や、その才能を認めており、プロを目指した実戦中心の指導をしている」(前出のゴルフ誌記者)

今秋の米LPGAツアーのQTに挑戦し、プロデビューを目指すという。国内のぬるま湯体質をよしとせず、厳しい環境で揉まれた彼女の活躍に期待したい。

※週刊ポスト2011年3月25日号

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