人気アニメ『らき☆すた』で町おこしを狙う、埼玉県久喜市鷲宮の商工会が昨年11月に主催した婚活イベント。その参加費は、男性8000円に対し、女性は無料。あまりといえばあまりの格差に、インターネット上では「男性差別だ」の非難の声が上がった。
主催した商工会議所青年部の担当者はこう語る。
「女性はどんな方が参加して下さるかわからなかった。“婚活のようなイベントへの参加をためらうタイプが多いのでは”という勝手なイメージを持っていたので、値段が高ければ参加者が減ると思い、無料にしてみたんです。そしたら2ちゃんねるなどからきついお叱りを受けました」
結果、男女20名ずつの定員に、女性からは115人の応募があった。対して男性は、8000円の参加費にもかかわらず、386名が殺到したという。文句をいいながらも女性との出会いを求める、男の哀しい性か。
ちなみに、批判を受けた後の参加費は男性6000円、女性1000円。たしかにちょっとは格差が改善されました……。
※週刊ポスト2011年3月25日号