3月12日、博多~新八代(熊本県)間の開通で山陽新幹線と九州新幹線が直結。新大阪~鹿児島中央間がこれまでより1時間17分短い3時間45分で結ばれることに。
この“九州新幹線鹿児島ルート全線開業”にともない、新たに投入された新幹線が「みずほ」と「さくら」である。車体の色は高級な磁器のように青みがかったホワイトに仕上げられ、手すりやテーブルは美しい古代桜調の高級木材を使用。さらに乗務する美しいアテンダント「さくらクルー」にも注目!「JR西日本フードサービスネット」が、山陽新幹線で働くパーサー300人の仕事ぶりを、身だしなみや笑顔など87項目にわたるチェックシートで評価。ベテランパーサーのインストラクターが100点満点で採点し、合格した者のみで構成された精鋭集団なのである。
一方、ひと足早く5日に開通した、新青森~東京間を3時間10分で結ぶ東北新幹線「はやぶさ」は、15メートルにもおよぶロングノーズを武器に、国内営業最高時速300メートルを誇る。この車両は、外見の美しさはもとより、バリアフリー対応のトイレや、女性の声を反映して作られたパウダールームのような洗面台など、内装に関しても徹底したこだわりがうかがえる。
圧巻なのは大型旅客機のファーストクラスにも引けを取らない「グランクラス」。1車両に僅か18席。スイッチひとつで完全リクライニングする本革張りの重厚なシートはまるで高級寝具のよう。また自由に角度を変えられる読書灯やカクテルテーブルなど、くつろぎアイテム満載だ。
さらに嬉しいことに、こちらのグランクラスには、公募により約2000人の車内販売員から選ばれたという13人の厳選美女アテンダントが配置されているのだ! 黄色のスカーフにピンクのラインをあしらったグレーのスーツ姿に萌え、彼女たちがあれこれと世話をやいてくれるなんて、もっとゆっくり走って欲しいと思ってしまいます。
※週刊ポスト2011年3月25日号