ソウル市内から車で40分ほどのところにある京畿道河南(キヨンギドハナム)市。ここに、JYJのジェジュン(25)、ユチョン(24)、ジュンス(24)の3人が通っていた河南高等学校がある。彼らを指導した朴星奇(パク・センギ)先生がこう話す。
「3人とも、中間・期末テストだけを受けに来る、ということもありました。アイドルタレントとなると、授業に出ても寝てるだけだったり、テストに名前を書きに来るだけなんて人が多いと聞きます。でも、彼らは問題の最初から最後まで、時間いっぱい解いていくんですよ。学校の生活も、参加する以上はできるだけしっかりやりたいんだなと思い、とても感心したのを覚えています」
ジュンスの担任だった呉聖元(オ・ソンウォン)先生もこう続ける。
「ジュンスは体育の授業ではヒーローでしたよ。あんなダンスパフォーマンスができるだけあって、身体能力がとても高かったことを覚えています。ジェジュンとユチョンは、クラスメートにお願いされて、それぞれの教室で、アカペラで歌を歌ったりしたこともあったようです」
とはいえ、人気絶頂の3人。みんなと同じように教室で授業を受けられることはあまりなかったという。ジェジュンとユチョンに倫理哲学を教えていた李喜星(イ・ヒソン)先生はこう話す。
「やっぱりね、特に女子生徒はざわざわしてしまうんですよね。他の生徒が授業に集中できなくなることが増えてきて、結局3人は授業を職員室で受けていたんです。試験以外、学校生活のほとんどを職員室で過ごしていました」
休み時間になると、職員室前の廊下には女子生徒があふれかえって、騒然となることもあったが、3人は冗談をいいあって、楽しそうに笑っている姿が、どの先生の目にも深く焼きついているという。
※女性セブン2011年3月31日・4月7日号