3月23日に開催された春のセンバツ(高校野球春季大会)。本日25日、被災地同士の対戦・水城(茨城)と光星学院(青森)の試合が行なわれる。
水城高は校舎がひび割れ、グラウンドにも亀裂が入って一部が水没。自宅が被災した部員も多く、練習再開に集まれたのは55人中23人。瓦礫のなか、何時間もかけて歩いてきた部員もいた。
「選手たちは下着などの着替えもなく、食事も満足にできず、シャワーも浴びられないなかで過ごしている。そんな状況においても、野球部は“被災者が一番”ということで、出場祝いでもらったミネラルウォーター25箱すべてを避難所に差し入れました」(地元記者)
※週刊ポスト2011年4月1日号