1つの商品に複数の機能がある「オールインワン」アイテムは、“簡単・楽チン・エコで経済的”ということもあり人気が高い。
「オールインワン」商品として広く認知されたのは1989年に発売され、薬師丸ひろ子の「ちゃん リン シャン」というキャッチフレーズで人気となったリンスインシャンプー、ライオンの『ソフトインワン』は、ロングセラー商品として今も支持されている。
また韓国コスメから火がついた「BBクリーム」は、「化粧水の後は、これ1本」というアプローチで人気を集め、現在では国内メーカーの商品も多く販売されており、『女性セブン』の読者会員サイトで募集した『サナ クズランジェロ』モニターにも、多くの応募者があった。
BBクリームの場合、「化粧水」後の「乳液」「美容液」「化粧下地」という3つの機能が1つになったものだが、2011年3月18日に発売された『潤(うるり)』(“うるおって、ぷるり”からのネーミング)は機能が1つスライドしたオールインワンアイテム。
「化粧水」「乳液」「美容液」の3つの機能が1本になった高保湿液で、ヒアルロン酸やコラーゲン、豆乳エキスを配合し「これ1本で、ひたひた潤肌。」がアピールポイントになっている。
スキンケアやヘアケア商品は毎日使うアイテムというだけでなく、忙しい朝の時間に使われるシーンも多く、オールインワンの特長である“簡単・楽チン”は大きな魅力の一つ。
また『ソフトインワン』は400mlの詰め替え用が実勢価格400円~、『サナ クズランジェロ』は定価1890円、『潤(うるり)』に関しては発売間もないため実勢価格は未確認だが、詰め替え用が1000円程度ということで、それぞれの機能を考えるとコストパフォーマンスが高いことも共通した特徴だ。
節電や節水など、エコロジー活動がこれまで以上に進むと思われる状況にあって、こうしたオールインワン商品はこれからのニーズに合致しているといえる。