震災から1週間以上も経ってようやく、菅首相は鳩山由紀夫・前首相や小沢一郎・元代表らと会談したが、具体的な指示や依頼は何もしなかった。
「あの会談は、党内で“緊急時なのだから、経験豊富な小沢さんを使え”という声が高まっていたので、岡田(克也・幹事長)さんが“そろそろ外野の声も聞いてガス抜きしたほうがいいんじゃないか”と言い出して実現した。最初から彼らを使う気などない。
菅さんは、“俺は間違ってない。あのPTAの2人にはうんざりする。あわよくば俺を降ろそうとしている”と罵っていた。地元が被災して、支持者や知人が沢山亡くなった小沢さんが、今そんな企みで動くと本気で思っているのだとしたら、ちょっとおかしくなっている」(民主党中間派幹部)
※週刊ポスト2011年4月8日号