国際情報

中国紙「海が放射能汚染された」と報じ中国人塩を買い占め

 未曾有の大災害となった東日本大震災を、世界中のメディアが大きく報道している。しかし、それらすべてが正確な報道と呼べるものではない。海外メディアのとんでもない報道の例をいくつか紹介しよう。

 * * *
■中国で“塩ショック”勃発「海が放射能汚染された!」……新華社通信(中国)
 中国では「海水が放射能で汚染され、塩が被害を受ける」との情報が流れ、国民が塩の買い占めに走り、行列ができた。その模様を新華社通信ほか複数のマスコミも取り上げ騒動になったが、政府がデマだと否定し、現在は鎮静。
 
■縁起でもない“沈没”を引用し、大顰蹙……ソウル新聞(韓国)
 1973年に小説と映画が発表され大ヒットした『日本沈没』。このタイトルをそのまま引用したのが3月12日付のソウル新聞。あまりの配慮のなさに、韓国内でも非難、抗議が殺到したという。

■放射能への恐怖はカルフォルニア>日本……DAILY NEWS(アメリカ)
 西海岸で微量の放射線が検出されたことに触れ、カリフォルニア州などでは放射能予防薬が売り切れだという。むしろアメリカ人のほうが“パニック”に陥っている様子がうかがえる。

■英語教師の「暴走脱出劇」をデカデカ詳報……news.com(オーストラリア)
 福島で英語教師をしている豪州男性が、いかに苦労して日本を脱出したかの経緯を掲載。「友人を殴って車を奪ってでも、逃げようと思った」と赤裸々に告白しているが、読んでいて気分のいいものではない。

※週刊ポスト2011年4月8日号

関連記事

トピックス

石川県の被災地で「沈金」をご体験された佳子さま(2025年4月、石川県・輪島市。撮影/JMPA)
《インナーの胸元にはフリルで”甘さ”も》佳子さま、色味を抑えたシックなパンツスーツで石川県の被災地で「沈金」をご体験 
NEWSポストセブン
何が彼女を変えてしまったのか(Getty Images)
【広末涼子の歯車を狂わせた“芸能界の欲”】心身ともに疲弊した早大進学騒動、本来の自分ではなかった優等生イメージ、26年連れ添った事務所との別れ…広末ひとりの問題だったのか
週刊ポスト
2023年1月に放送スタートした「ぽかぽか」(オフィシャルサイトより)
フジテレビ『ぽかぽか』人気アイドルの大阪万博ライブが「開催中止」 番組で毎日特集していたのに…“まさか”の事態に現場はショック
NEWSポストセブン
隣の新入生とお話しされる場面も(時事通信フォト)
《悠仁さま入学の直前》筑波大学長が日本とブラジルの友好増進を図る宮中晩餐会に招待されていた 「秋篠宮夫妻との会話はあったのか?」の問いに大学側が否定した事情
週刊ポスト
新調した桜色のスーツをお召しになる雅子さま(2025年4月、大阪府・大阪市。撮影/JMPA)
雅子さま、万博開会式に桜色のスーツでご出席 硫黄島日帰り訪問直後の超過密日程でもにこやかな表情、お召し物はこの日に合わせて新調 
女性セブン
NHKの牛田茉友アナウンサー(HPより)
千葉選挙区に続き…NHKから女性記者・アナ流出で上層部困惑 『日曜討論』牛田茉友アナが国民民主から参院選出馬の情報、“首都決戦”の隠し玉に
NEWSポストセブン
被害者の手柄さんの中学時代の卒業アルバム、
「『犯罪に関わっているかもしれない』と警察から電話が…」谷内寛幸容疑者(24)が起こしていた過去の“警察沙汰トラブル”【さいたま市・15歳女子高校生刺殺事件】
NEWSポストセブン
豊昇龍(撮影/JMPA)
師匠・立浪親方が語る横綱・豊昇龍「タトゥー男とどんちゃん騒ぎ」報道の真相 「相手が反社でないことは確認済み」「親しい後援者との二次会で感謝の気持ち示したのだろう」
NEWSポストセブン
「日本国際賞」の授賞式に出席された天皇皇后両陛下 (2025年4月、撮影/JMPA)
《精力的なご公務が続く》皇后雅子さまが見せられた晴れやかな笑顔 お気に入りカラーのブルーのドレスで華やかに
NEWSポストセブン
大阪・関西万博が開幕し、来場者でにぎわう会場
《大阪・関西万博“炎上スポット”のリアル》大屋根リング、大行列、未完成パビリオン…来場者が明かした賛&否 3850円えきそばには「写真と違う」と不満も
NEWSポストセブン
真美子さんと大谷(AP/アフロ、日刊スポーツ/アフロ)
《大谷翔平が見せる妻への気遣い》妊娠中の真美子さんが「ロングスカート」「ゆったりパンツ」を封印して取り入れた“新ファッション”
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 高市早苗が激白「私ならトランプと……」ほか
「週刊ポスト」本日発売! 高市早苗が激白「私ならトランプと……」ほか
週刊ポスト