復旧活動が進む宮城県南三陸町。その最前線に立つのが各地から派遣された自衛隊員たちだが、そのなかに1人、避難所の女性たちの話題をさらっている隊員がいる。
30代の女性ボランティアスタッフがいう。
「“何か手伝えることありますか?”と優しく声をかけられたときは本当にビックリしました。普段見たことないような、彫りの深いイケメンで……。大変な毎日で気が滅入ることも多いのですが、思わずドキッとしてしまいました」
高齢者からも人気が高い。避難所生活を続ける70代女性がこう加える。
「短髪で凛々しい男前。歳は30代後半ぐらいかね。こちらから声をかけたりはできないけど、苦しい避難所生活の中で、私らバアサンの人気の的ですよ」
その眉目秀麗ぶりも、理由を聞けば頷ける。実はこの自衛隊員、女優・仲間由紀恵(31)の実兄なのだ。仲間は5人兄弟末っ子として知られるが、この自衛官は上から2番目のお兄さんだという。
自分から由紀恵の兄であることを話すことはないので、その“正体”を知る人は少ないが、周囲の自衛官が一部のボランティアや避難者に話したことから、「あの人が仲間由紀恵のお兄さんよ」と、じわじわクチコミで広がりつつあるという。
「だけど……」と前出の女性ボランティアスタッフが歯ぎしりする。
「彼の左手の薬指には、結婚指輪が輝いていたんです。独身だったら嬉しかったのに……」
※週刊ポスト2011年4月15日号