今回、バカダンナのエピソードを披露してくれたのは、神奈川県在住のTさん(37)。ダンナ(38)の実家の敷地内にある4LDK一戸建てに、小学3年生の息子と3人暮らしをしているというTさんだが、とんでもないダンナの生態にほとほと困り果てているという…。
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結婚前から夫がアキバ好きなことは知っていました。でも、アイドル好きだなんて聞いてない。「中1のときにアマチュア無線にハマって以来、電気街を歩くのが何よりのストレス解消」というから、そうかなと。でも家電やオーディオのパンフレット1枚、持ち帰ってこない。おかしいなと思っていたとき、大量の段ボール箱を夫の実家で発見したんです。
姑も夫から「あいつにはナイショ」と荷物を預けられてうれしかったんでしょう。その存在を何年も私に黙っていたんです。でも、その姑でさえ不安になるくらい増殖する段ボール。ついに私に「なんとかして」と。
段ボールの中身はアイドルのポスターとCD、DVD、Tシャツ。何者かまったく知らないアイドルものも…。さらに同じDVDがいくつもあるのも「?」。
とっさに夫がヘンなバイトに手を出しているのかと思って、帰宅した夫を問い詰めたんです。すると毎週末にアイドルの握手会に参加していて、そのたびに買っていたら、どんどん増えていったと白状したんです。同じDVDがあるのは、握手会での特典をゲットするために、何枚も買っていたためとか。
うなだれてボソボソいう夫に「もう隠さなくていい」と私。その日から夫は歯止めがきかなくなってしまったんです。
当時、保育園児の息子に絵本の読み聞かせを頼めば「パパの推しメン(応援しているメンバー)はねぇ」とAKB話。去年は、「総選挙に行く」というから「選挙なんかあった?」と聞き返すとAKBメンバーの人気投票イベントのことで、会社の得意先の接待を欠席してまで見に行ってるんですよ。
しかも、別の日には、私の親戚の三周忌もドタキャン。その理由は「AKBメンバーの生誕祭(ライブで行われる誕生日のイベント)」だって。「ライブのチケットはなかなかとれないから」といわれても、親戚にはいえるわけないですよね。
※女性セブン2011年4月14日号