食生活がお肌のコンディションに影響を与えるのは、よく知られているところ。夜の食事は、特に気をつけないと、肌に大きなダメージが…。
そこで、夜食におすすめなのが、肌に効く成分と食材がすべてはいった「鶏野菜スープ」。鍋に鶏手羽先とかぶるくらいの水を入れて火にかけ、沸騰したら食べやすい大きさに切った玉ねぎ、にんじん、セロリ、豆腐を加えて煮、最後にゆでたブロッコリーを加えて塩こしょうで調味したもの。市販のコラーゲンスープを使うとさらに美肌効果UP!
そんな「鶏野菜スープ」にもたっぷり含まれている、美肌効果のある成分&食材は以下の7つ。意識して摂取すれば、お肌美人になれるかも!?
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【ビタミンE】
強い抗酸化力を持ち、過酸化脂質の生成を抑えて細胞の老化を防ぐ。血液中のLDLコレステロールの酸化も防ぎ、動脈硬化予防にも。末梢血管を広げ血行を促す作用もあり、冷え症などの改善効果もある。ビタミンC、B2、ベータカロテンと合わせて摂ると抗酸化力が高まる。ブロッコリー、かぼちゃ、アーモンド、サーモンなど。
【ビタミンC】
皮膚などの結合組織を構成するコラーゲンの合成に必須のビタミン。抗ストレス作用もあり副腎皮質ホルモンの合成の促進、腸での鉄吸収率を高める働きも。ストレスや喫煙によって消費量が高まり、欠乏すると疲労感が生まれるので注意が必要。菜の花、赤ピーマン、ブロッコリー、いちご、オレンジ、レモンなど。
【ビタミンA】
皮膚や鼻、のどなどの粘膜の健康を維持するのに不可欠。感染症を予防し、免疫力を高める作用がある。にんじん、ブロッコリーなどの緑黄色野菜に多く含まれる ベータカロテンは体内にはいると必要に応じてビタミンAに変換される。脂溶性なので、油脂とともに料理すると吸収率が高まる。レバーやうなぎにも多い。
【食物繊維】
食物繊維は2種類あり、不溶性は腸内に発生した有害物質のデトックス作用があり、便秘予防にも効果的。水溶性の食物繊維はコレステロールや糖質の腸内吸収を防ぎ、血中コレステロール値の正常化、血糖値上昇の抑制作用がある。過剰摂取すると鉄やカルシウム、亜鉛などの吸収を妨げる。ごぼう、豆類、海藻類など。
【大豆イソフラボン】
女性は更年期になると女性ホルモン(エストロゲン)が減少し、心身のバランスが乱れてさまざまな症状が表れることがある。イソフラボンは女性ホルモンによく似た物質であるため、女性ホルモンのバランス調整に働き、更年期障害を防ぐ。また冷え症を改善する効果もある。納豆、豆乳、豆腐、みそなど、大豆製品に豊富。
【コラーゲン】
細胞と細胞の間に存在し、細胞の結合や老廃物の排出に働くたんぱく質の一種。皮膚や関節、骨を丈夫にして老化を防ぐ働きがあり、血管を強化し、免疫力を高める効果もある。体内で生成されるが、加齢などによって不足すると細胞の結合が弱まり、肌のハリが失われる原因に。鶏皮、手羽先、豚足、牛スジ、フカヒレなど。
※女性セブン2011年4月14日号