全国民の耳に焼き付いているのがACジャパン(旧・公共広告機構)のCMに使われている金子みすゞの詩『こだまでしょうか』と宮澤章二の詩『行為の意味』。その詩を題材にした“戯れ歌”がいま官邸に出回っている。
そのうちの2つのバージョンがこれ。
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「大丈夫?」っていうと「大丈夫」っていう
「漏れてない?」っていうと「漏れていない」っていう
「安全?」っていうと「安全」って答える
そうして、あとで怖くなって
「でも本当はちょっと漏れてる?」っていうと
「ちょっと漏れてる」っていう
こだまでしょうか?
いいえ、枝野です
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「こころ」は見えないけれど
震災利用の「下心」は透けて見える
「思い」は見えないけれど
「思い上がり」は誰にも分かる
「震災後、ぶら下がり取材を拒み続ける菅総理らを引き合いにして、番記者が待ち時間に遊び始めたのがパロディの始まりで、いつの間にか官邸全体に蔓延していた」(政治部記者)そう。最近では、菅総理や枝野官房長官に加え、「あなたは首相?」「いいえどさくさに紛れて復活した仙谷です」といった仙谷由人官房副長官バージョンの狡猾パロディまで登場している。
※週刊ポスト2011年4月22日号