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12戦11勝の「競馬予想の神」 皐月賞のジンクス終焉を予想

「震災直後は競馬どころではありませんでした。今でも競馬新聞が買えない状況です」

 こう語るのは、「競馬予想の神」と呼ばれているスガダイ氏(28)だ。6万人もの会員を抱える『ウマニティ』という競馬予想SNS(ソーシャルネットワークサービス)を主戦場とするプロの競馬予想家。独自の理論で導いた予想情報を『ウマニティ』にアップし、有料販売しているというのだが、あまりの的中率に話題が沸騰している。なんせ、今年に入ってから日曜日のメインレースで12戦11勝、払戻総額を購入金額で割って算出する回収率は423%というから、驚く。

 スガダイ氏は、宮城県仙台市在住。震災当日はあまりの揺れに自宅を飛び出して避難したという。その後も余震の中、予想を続け、重賞レースを次々と的中させている。

「『オカルト以外の全ての情報をチェックする』のが私の身上。過去のレースを研究し、スピード指数、血統、コースとの適正、調教など客観的な情報なら何でも取り入れる。そのうえでオッズとの兼ね合いを見て損をしないように買い目を選ぶ。ごく普通のことですが、僕の場合、これに1週間の全てを費やす」

 4月24日には皐月賞が開催されるが、スガダイ氏はこう予想する。

「弥生賞(3月)優勝馬のサダムパティックが軸となるでしょう。『弥生賞で優勝した馬は勝てない』というジンクスがありますが、それが今年で終わる可能性がある。震災の影響でコースが中山競馬場から東京競馬場に変更されたことは見逃せません。長い直線コースがある東京競馬場ではサダムのような瞬発力のある馬が断然有利。対抗馬として前走(スプリングステークス)で不完全燃焼に終わったが、実力があるベルシャザールに注目しています」(予想は4月7日時点)

※週刊ポスト2011年4月22日号

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