夫婦の日常も様々だが、あらゆる夫婦のエピソードが、漫談家の綾小路きみまろにメールや手紙で続々と寄せられている。今回の報告は、ご主人(47歳)がアパレルメーカー勤務の奥様(48歳)。ご主人は入浴マナーにうるさいそうです。
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「まずは体を洗ってから浴槽に入れ」などと、娘が小さいときから色々と注意してきました。先日、高校生になった長女が女友達を連れてきて、我が家に一泊することになったんです。主人を見て、「おじさん、こんにちは!」と挨拶する女の子。「うちの娘と違って、行儀も言葉遣いもなってないな!」と、少々おかんむりの主人。その子がお風呂に入り、大声で歌っている声が聞こえてくると、「よそ様の家でのマナーも知らんのか!」とイライラ。そして、「行って注意してくる!」。
私が止める間もなく、風呂場のドアを開け、その女の子から「このエロ親父!」と、お湯をぶっかけられて、ズブ濡れに。罵声を浴びせるつもりが、たっぷりとお湯を浴びせられ、呆然の主人でした。
※週刊ポスト2011年4月22日号