節電や消費の自粛ムードで3月の売り上げが大幅減といった首都圏に対し、大阪ではデパートの増床&リニューアルが進行中。
「東日本では大変な状態が続いていますが、こんなときこそ関西ががんばらなきゃいけない。西日本から消費を促せば日本経済が活性化して、被災地の支援にもつながるはず。それが大阪のデパートにできることだと思います」と大丸梅田店広報の樋口陽子さん。
大阪では今年3月に阪神梅田本店と_島屋大阪店が、4月に大丸梅田店が増床やリニューアルをし、5月4日には新しくJR大阪三越伊勢丹がオープンする。
『胸騒ぎのデパート』(東京書籍刊)の著書もある放送作家の寺坂直毅さんは、「いま大阪のデパートが続々増床しているのは、阪急うめだ本店が来春、西日本最大級の売り場面積をもってグランドオープンするのに対抗するためでしょう。生き残るために各デパートが強みを生かしてしのぎを削っているようです」という。その様子はまるで“大阪デパート戦争”だ。
【週替わりで新スイーツが登場『阪急うめだ本店』】
関西随一の品ぞろえを誇る『阪急うめだ本店』。現在2012年のグランドオープンに向けて建て替え工事中。しかし、新しくコスメコーナーや、週替わりで新スイーツが続々登場するなど、ワクワク感は健在。
【ユニクロや東急ハンズも併設『大丸梅田店』】
働く女性向けファッションから子育て世代や子供にまで幅を広げ“プチプラ”アイテムも多数そろえた。老舗の洋菓子メーカーとのコラボやスイーツ寿司など食料品もおしゃれ。4月19日に東急ハンズとともに全館グランドオープン。
【5月4日大阪駅に『JR大阪三越伊勢丹』がNEWオープン】
JR大阪駅の北側の駅ビル・ノースゲートビルディングのB2~10Fにオープン。デパ地下には関西初、10Fのレストラン街には百貨店初の名店が軒を連ねる。
※女性セブン2011年4月28日号