誰しも変な癖はあるものだけど、うちのダンナは規格外! とびきりのバカダンナを持ってしまった妻たちの嘆きが今回も届いています…。埼玉県在住のWさん(37)は、夫(40)の武勇伝を語る癖にこんな恥ずかしい思いをしているそうです。
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うちのダンナは小心者のマジメ人間で、私はそれでいいと思うんだけどね。生ビールの中ジョッキ2杯目になると必ずするのが、“昔はワルだった”話と、“バイク事故とケンカで九死に一生を得た”というホラ話。
「まあ、オレも息子ができて、変わったけど、昔はさ」って。息子ふたりが少年野球をしているから父母会とか町内の集まりとか、月に2、3回は飲み会があるのね。そのたびに初めて告白するって感じで、もったいつけて話しだされてごらんって。妻の私はいたたまれないわよ。
でも以前、こんなことがあったの。ダンナが、その日もけっこうお酒がはいって絶好調で「番長をノシたときはさぁ」と話しているときなんだけど、「えーっ、番長ってTクン? それともYクン? 私、仲いいよ」って、ダンナの中学時代の同級生のS子がふたりを呼び出しちゃったの。ダンナが生まれ育ったのは隣町だから知り合いも多いのよ。
ダンナ、ふたりが来る前に、トイレに立つふりして逃げたもんね。それでも、酔うと懲りずに「オレも昔はさ…」。でも、それまで半信半疑で“武勇伝”を聞いていた町内の人も、いまじゃ笑いをこらえるようになったわよ。
※女性セブン2011年4月28日号