周防正行監督(54)の最新作『ダンシング・チャップリン』(4月16日より公開中)が話題を呼んでいる。バレエにひたすらフォーカスを当てたこの作品で、妻である草刈民代(45)は自身のラストダンスとなる見事なバレエを披露。監督とヒロインとして、あの『Shall weダンス?』以来、15年ぶりに夫妻が“共演”していることも注目点のひとつだ。そんなふたりに、結婚のきっかけについて話を聞いた。
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周防:ぼくは結婚願望が全然なくて、気がついたら自然とこうなっていた。自分が結婚しちまうんだ、っていうマリッジブルーみたいなのはあったね(笑い)。
草刈:そんなの知らなかった。
周防:“ああ、これで残りの人生は彼女と生きていくと決めちゃったんだな。これでいいのかな”って。結婚するということは、ひとりを選んであとの可能性を捨てることだから…。
草刈:じゃあ、やめておけばよかったじゃない(笑い)。
周防:いやいや…こんな展開になるとは思わなかったな。ぼくは優柔不断で、過去にとらわれる男なんですよ。
草刈:私は、いつか結婚するはずだと確信していたのに、誰にも信用してもらえなくて。私は何事にもマイペースで、自分の主張とか意思がすごく強いので、母もこの子は結婚できないんじゃないかと思っていたみたいです。
周防:だから、お義母さんはぼくにとてもやさしいですよ。「本当にうちの娘で申し訳ないわね」っていう感じで接してくれる(笑い)。夫のために尽くすなんていうことは想像もできないタイプだしね。
草刈:うん。
周防:「うん」だって(笑い)。
※女性セブン2011年5月5日号