芸能人が次々と被災地を訪れ、被災者たちを励まし勇気づけている姿が連日のように報道されている。しかし、メディアでは報じられていないが、ひっそりと自分なりの支援活動をしていた人物がいる。
<皆さんが安心して眠れる場所を得られるまでは、エンターテイメントは無力だと考える。だから、今は別で役に立てると信じることをやる>
こう、自身のホームページに被災者への思いを綴っていた吉川晃司(45)だ。
「吉川さんなりに本気で考えていたようです。その答えは、歌手ならば歌を歌って貢献すればいいということではなかったんです。伝えたい歌は、いまだ避難所暮らしの被災者には届かないということを気にしていました。まず行動しようと決意したのは、吉川さんらしかったですね」(吉川の知人)
彼は4月上旬から、死者5000人以上と大きな被害を受けた宮城・石巻市を訪れて、ボランティア活動に参加していたのだった。
「吉川さんは防塵マスクにゴーグル姿で、ひと目では吉川さんだとわからないほどでした。あるボランティアチームと一緒に行動していましたね」(目撃したボランティアの人)
※女性セブン2011年5月5日号