酒の席での話も、他人なら笑って見過ごせるけど、自分の連れ合いとなると話は別。山梨県在住のUさん(39)は、歓迎会の席で、自分の夫(48)の目も当てられない姿を見ることになってしまったという。そんな宴会部長夫の話…。
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去年からダンナの勤めている会社に請われて、子会社に再就職したんです。簿記1級の資格が生かせると、張り切って働きだしました。だけど会社では私がダンナの妻とわかると「あら~ぁ」とマジマジと顔をのぞかれるんですよ。「オレは有名人だからな」とダンナはいうけど、その意味がわかったのは、それから間もなくのことでした。
歓迎会で「Uさん、待ってましたぁ」と夫の名前のコール。夫は「いや、いくらなんでもそれはムリだよ。妻の前では封印」とかなんとかいって渋っていました。しかし、宴もたけなわになって夫のビールのピッチもあがり、スッと姿が消えたかと思ったら…。
「ぎゃははははは」
「見てぇ~」
「さすが宴会部長」
思わず声のする方向を振り向くと、わが目を疑うような夫の姿が目に飛び込んできました。あのときの気持ちといったら、穴があったら、はいりたい? いや、その場から消えたかった。
なんと夫はすっ裸。両手のステンレスのお盆で局部を隠して「離婚、覚悟でーす」といいながらカニ歩きしているではないですか。きっと“オハコ”なんでしょう。軽快な曲に合わせて両手で隠したり片手になったりして踊っているんです。
※女性セブン2011年5月5日号