気温が上がり薄着になるにつれ、毎年気になり出す“ワキ”のこと。ワキガや多汗に関する最新治療、著書も多数手がける、北村クリニックの北村義洋院長は、こう話す。
「汗やワキのにおいは、多くの場合、こまめなセルフケアで抑えることができますが、ワキガなどの場合はクリニックでの治療が必要となります。これまでは手術が主流で、術後のケアが大変でしたが、最近はマイクロ波を使用して、肌にダメージを与えることなく治療ができます」
ワキガ・多汗症治療の最新機器として注目を浴びているのがアメリカ発の『ミラドライ』。
「手術や切開を行わず、マイクロ波を照射することで汗やにおいの原因となるワキの汗腺類を破壊します。手術と違い治療後の通院も不要です」(北村先生)
また、自宅でできるケアとして北村先生が以下のような方法をあげた。
「肉類や乳製品など、動物性脂肪の多い食品をたくさん摂取すると体臭がきつくなる原因に。体臭を抑えるには、和食中心の食事を心がけて。そして、汗をかいたら、濡れたタオルなどでこまめに拭き取りましょう。放っておくと雑菌が繁殖しにおいの元になります。また、吸水性のない化繊の服は、汗がにおいやすくなります。コットン素材で、ゆとりのある通気性のよいデザインの服がおすすめです」
※女性セブン2011年5月5日号