29日に行われる英国のロイヤルウエディング。新婦のケイト・ミドルトンさん(29)への賛美の報道が多数だが、かつて彼女は批判の対象にされたことがある。英王室に詳しいジャーナリストの多賀幹子さんが話す。
「貴族なら仕事に就かない女性もいますが、英国ではケイトさんのように一般の女性で、しかもエリート大学を卒業しているにもかかわらず、両親の会社に籍を置く“家事手伝い”という存在は珍しい。エリザベス女王さえ、“なぜ働かないのか”と苦言を呈されました」
これに対し、ケイトさんは、「家事手伝いといっても、会社のカタログに載せる写真を私が撮影している」と反論。キャリア論争は落ち着いたのだが・・・・。イギリス在住の日本人記者が語る。
「メディアの多くは、ダイアナ元妃を“ビューティフル”と形容しましたが、ケイトさんについてはせいぜい“キュート”どまり。これはイギリス国民のふたりへの評価を象徴しているといっていい」
ロンドンの土産物店には、ウイリアム王子とケイトさんの写真入りのマグカップや写真立てに交じって、「うんざりする!」という意味の「ケイトさんの顔写真入りエチケット袋」が置かれているあたり、日本人にはなかなか理解できないジョークではある。
※女性セブン2011年5月12日・19日号