嫁と姑の確執といえば、古今東西さまざまな事例が報告されているが、実際どのように言われているのか、結婚7年目の千葉県の主婦・服部悦子さん(32才・仮名)が告白してくれた。(女性セブン1988年3月10日号より)
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姑は、癇症というんですか、炊事、洗濯、掃除すべて、私のやり方にケチをつけるんです。たとえば洗濯物は、干す前にアイロンをかけたようにピシッとして干さないと、すぐにとりこんで洗濯機にポンと投げ入れるんです。
お茶碗も、私が洗ったあと、ジトーッとなめまわすように見て、「まだ、汚れてるじゃないか。まったく、どんなしつけをされたんだろうね」冷蔵庫をめぐってもひと悶着ありました。
それまであった冷蔵庫は姑専用で、絶対、ドアを開けてはいけないといわれていたんです。あるとき、姑の留守にソッと開けて、お味噌をこっそり使ってしまったんです。
ところが姑が帰ってからがたいへん。
「お味噌が減ってるよ。あんた、勝手に盗んだんだねえ!? 嫁にきて日も浅いのに、もう泥棒のまねごとかい!!」
姑は血相を変えてどなり、なんと、冷蔵庫のドアにガムテープを貼り、「これで、ドアを開けたらすぐわかるからね」