自分を大きく見せようとするとき、つい嘘をついてしまうのは誰でもあるもの。虚勢を張る人は、たいていの場合、職場の嫌われ者になるだけだが、実力が伴わずにホラ話が行きすぎると、業務に重大な支障が生じ、他人に迷惑を掛けてしまう恐れも。そこで今回はOLたちに、経歴詐称から絶倫自慢まで、「許せないホラ吹き」について語ってもらいました。
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ミウ(不動産・28歳):昨日、合コン行ってきたんだけど、かわいいコに対して、男たちがもの凄い勢いで自慢話を始めちゃってさ。
はな(メーカー・26歳):どうせ、盛りまくりなんでしょ。
アキ(広告・29歳):私も経験ある。ありがちなのがビミョーな経歴詐称だよね。
まこ(機械・27歳):わかる。「オレ早稲田受かったけど行かなかった」とか「〇〇銀行の内定貰ったけど社風が合わなそうだから蹴った」とか。
くり(IT・27歳):その手の「盛りすぎ男」はウチの社員にもいる。そいつは転職組で、大手電機メーカー出身ってのがウリなんだけど、派遣で出入りしてただけらしくて……。
ミウ:昨日の合コンもそんなのが多かったな。「俺ん家、駅前の土地を全部持っててさ」とか「医者の家系だから困っている人を放っておけない」とかさ。ホントなんだかウソなんだか。
はな:ぐっは~。ホントでもウソでも、感じ悪いことは間違いないね。
くり:私は「俺、有名人の友達なんだ」的な自慢話もニガテ。ウチの部にも「私は評論家の〇〇と飲み友達なんで、いつでも呼べます」なんて抜かすのがいてさ。で、真に受けた部長が「イベントに呼んでよ」というと、いきなりトーンダウン。「ギャラが…」とか「多忙みたいで…」とか言い逃ればっかw
まこ:友達じゃないのがミエミエだね(-・-;)
アキ:それいうならウチは部長からして、相当ヤバい。有名ロックバンドのアマチュア時代のメンバーだったっていい張るんだけど、格好とか仕草がナヨナヨしてて全然ロックじゃないの!
はな:その人と最初に会ったとき「誰のファン?」みたいなこと聞かれたのね。それで、適当に「嵐が好きです」と答えたら「嵐の誰?」とか突っ込んでくるの。また適当に「相葉君かな」といったら、「おお、知り合いだ」とかいうわけ。
で、こっちが驚いていると、「本当だよ」って携帯電話を見せてきて、しっかり「相葉雅紀」って名前に携帯番号やらメアドやらが書いてあるの。
くり:ウソくさ~。
はな:だよね。ジャニーズの有名どころの名前はだいたい登録されてたけどアヤしくってさ。それで「電話して」って突っ込んだら、あっさり「いいよ」とかいうんだけど、誰に電話しても「留守電だ~」とかいってんの。たまにメッセージを吹き込んだりしてたけど、誰の留守電やら……(-・-)
ミウ:自宅じゃん。それは新手のナンパ手口だよ!
※週刊ポスト2011年5月6日・13日号