夫婦の日常も様々だが、あらゆる夫婦のエピソードが、漫談家の綾小路きみまろにメールや手紙で続々と寄せられている。今回の報告は、ご主人(51歳)が資材メーカー勤務の奥様(47歳)。毎週、金曜の夜は麻雀で午前様のご主人です。
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この前、テレビを見ていたら、「浮気をした後は、必ず麻雀荘に立ち寄る」という男性の話が出ていました。ワイシャツに女性の香水の匂いが付いているので、煙草の煙が充満する麻雀荘に入って臭いをしみこませ、「麻雀で遅くなったよ」と帰るらしいんです。
うちの主人の場合は、会社の同僚との麻雀だということは分かっているんですが、からかい半分で「アナタ、麻雀だといってるけど、浮気じゃないの?」といってみました。そしたら、「誰だ、そんなことを告げ口するのは! 誰なんだよ?」と、マジに問い詰め始めました。
私が「してるの?」というと、「断固してない!」。「してないなら、そんなムキにならなくてもいいじゃない」とあきれると、「疑われてることが心外なんだよ。もう、麻雀はやめる!」。
うわ~、ひょうたんから駒、シメシメだわ。主人は煙草を吸わないけど、麻雀荘で副流煙の危険性大。健康には絶対よくないので、麻雀はやめて欲しいと思っていたんです。
「麻雀の牌(ぱい)は触っても、お前以外の女性のおっぱいなんて触ったことはないんだからな!」って、ハイ、ハイ、分かりました!
※週刊ポスト2011年5月20日号