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池田信夫氏 原発1基分=山手線内側分面積の太陽光パネル

 原発事故を機に太陽光発電に注目が集まっているが、実際の発電能力はどうなのか。

 経済学者の池田信夫氏は、こう語る。

「100万kWの原発1基分を発電するためには、面積でいうと山手線の内側すべてにパネルを設置しなければならない。風力にもいえることですが、再生可能エネルギーは広大な土地を必要とするのです。

 砂漠の多いアメリカのような国では開発可能でも、国土面積がその25分の1で、平地が3割しかない日本には向いていない。

 そのアメリカでさえ、ビル・ゲイツ氏(マイクロソフト社会長)の予測によれば、将来的に再生可能エネルギーでまかなえる電力は最大30%とされています」

 太陽光パネルの発電能力は1平方メートルあたり0.15~0.2kW。さらに日本の平均的な日照時間から実際の発電量はその約12%になる(実績値)。

 ここから計算すると、100万kWを発電するためには、パネルが約42~56平方km必要になる(山手線内は約58平方km)。

 東北電力が建設中の「八戸太陽光発電所」は、3haにパネルを敷き詰めた国内最大規模の「メガソーラー発電所」だが、その発電能力は年間160万kWhにすぎない。

 原発と比較してみると、こちらは停止中のものなども含めた実績で、年間2800億kWhほど発電しているので(53基)、メガソーラー1基は原発1基の平均発電量の、たった3000分の1である。

※週刊ポスト2011年5月20日号

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