5月12日、東京目黒区の自宅マンションで自殺をはかったとされ病院で死亡が確認されたタレントの上原美優さん(24)。「10人きょうだいの末っ子・種子島出身の大家族貧乏アイドル」ーーインパクト満点な生い立ちとその愛くるしいルックスのギャップが話題を呼び、バラエティー番組を中心に活躍していた彼女は、2009年に出版された著書に関するインタビューでこんなことを語っていた。(女性セブン2009年7月16日号より)
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彼女が生まれたのは「父ちゃん」が55才、「母ちゃん」が43才のとき。「お腹に子供がいると当たる!」というジンクスを信じて父ちゃんと一緒にパチンコ店に行った母ちゃんが大フィーバーしたその瞬間、この世に生を享けた。
毎日の食事は、自給自足。ど~んと食卓の中央に大皿で出される食べ物を、家族で分け合って食べるのが習慣だった。貴重だった白いご飯は育ち盛りの兄ちゃんたちにあげようと考えた妹たちの主食は、種子島特産の安納芋。また、でんぷん粉を水で溶いてフライパンで焼き、砂糖醤油につけて食べるという“ごちそう”を発明してからは、よく主食にしていた。
それから、お菓子を知らない美優がおやつとしてよく食べていたのが、道端に咲いている“お花”だった。
「お花や草はけっこう食べましたが、いちばんおいしいのはピンクのお花(笑い)。すごく甘くてみずみずしくて、後からくる独特の風味があるんですよ。とくに根っこのところがおいしいんです」
売れっ子となり大活躍中の彼女だが、今後、挑戦してみたい仕事は?
「歌です! 小さいころからSPEEDとかモーニング娘。とかに憧れてて。オンチだから、きっとひとりじゃムリだと思うし、ユニットを組んでやりたいです(笑い)」
では、プライベートでの夢は?
「自分が10人きょうだいなので、11人子供を産みたいんです。だからつい、相手の男性は『性欲の強い人がいい』とかいって誤解されちゃうんですけど(笑い)。子供が好きな男性と結婚したいですね。お父さんみたいな人が理想です。『浮気しない九州男児』ってことでお願いします(笑い)」