自分の何気ない言動や行動が、女性に「セクハラ」だと思われてしまったらどうしよう……なんて思った経験はないだろうか? どんな言葉や態度がセクハラと受け止められるのかを分かっておかないと、おちおち社内恋愛のキッカケも作れない。“主観”によるところが大きいといわれるセクハラ、「境界線」はどこにあるのか――。OLたちが語り合った。
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チズ(旅行・30歳):ウチの次長の得意技なんだけど、女子社員の肩を「おつかれ~」なんつって揉むやつ。
サエ(外資・27歳):ありえな~い。スケベ心見え見え?
チズ:そう? 揉み方にもよるけど、女性はだいたい肩こり持っているから、私は大歓迎だけど。いつも「もうちょい上です」とかいって、10分ぐらいやって貰ってる。
カナ(IT・25歳):私も普通に揉まれるのなら二の腕やふくらはぎでもアリだな。マッサージ屋は10分1000円が相場だよ。
アリ(広告・30歳):私はあまり大きな声じゃいえないケド、飲み会でのオヤジのエロトークが好きなんだよね。大爆笑すると疲れが取れるからさ。
ミカ(派遣・30歳):わかる! オジサンの童貞時代の悶々トークとか風俗での失敗談は笑えるよね。
カナ:でも、「ウチの妻はダメ」とか「お前は○○なんだろ!」みたいな、女を見下した感じのトークだと気分悪くなるよね。
ミカ:サイアク~。奥さんの愚痴なんて絶対聞きたくない。ウチの上司なんて、生理休暇を願い出るたびに「ウチのヨメもちょうど生理でご機嫌ナナメでさァ~」なんていってきて。
サエ:どうでもいい~。
チズ:あと、夜のことを事細かに聞かれるのは絶対イヤ!
サエ:ウチのマネジャーがまさにそれ。「最近のラブライフはどう?」とかいうけど、こればっかりは言い方変えられてもヤだよね。
チズ:そもそもどう答えても誤解されそう。「順調です」っていえば、やりまくってるみたいだし、「イマイチ」っていえば、枯れてるみたいだし……。
※週刊ポスト2011年5月20日号