フジテレビ系『とくダネ!』キャスターの小倉智明は、東京・中野坂上にある焼き肉屋「炙りや なかむら」のオーナー。ユッケ食中毒死に際して、番組内で「焼き肉食べて中毒で死ぬ人よりも、フグの毒で死んじゃう人のほうが多いんじゃないかと思う」と発言して物議を醸している。
小倉をよく知る関係者が話す。
「店は奥さんが切り盛りし、けっこう流行っていますが、BSEが社会問題となったときには、客足がぱたっと止まって苦労したと聞きました。今回のユッケの問題も、そのときのことが小倉さんの頭によぎったのではないでしょうか」
確かに、店では事件以来、人気だった和牛たたきのユッケをメニューから当面外すなど、影響が出ている。
フジテレビは発言について、「『食』の安全、及び規制についての議論の材料として提示したものであり、それ以上のものではありません」と答えているが、「それ以上」を勘ぐられても仕方ないか。
※週刊ポスト2011年5月27日号