ポール・マッカートニー(68)が5月4日、アメリカ人女性のナンシー・シェベルさん(51)との婚約を発表した。無事結婚となれば、ビートルズ時代から連れ添い1998年に乳がんで死去したリンダ・マッカートニー、約47億円という巨額の慰謝料を払って別れた地雷撲滅運動家で元モデルのヘザー・ミルズに続いて3番目の妻となる。
いくら世紀のスーパースターとはいえ、ポールはもう還暦を過ぎた高齢者である。「ナンシーは、財産目当てで付き合ったのでは」と訝しむ声も多い。
しかし、ある米タブロイド紙記者は、「それはナンシーに失礼だ」と反論する。
「ナンシーは、ニューヨーク社交界の超有名人だ。父親は、運送会社『ニューイングランド・モーター・フレイト』の経営者で、同社の資産は約7億5000万ドル(600億円)ともいわれている億万長者。
本人も、父親の会社の副社長を務め、ニューヨーク都市交通局の役員でもあるため収入はかなりある。生粋のお嬢様でお金には頓着しないタイプだし、たとえ離婚になっても、前妻のヘザーとのように慰謝料をめぐってドロ沼の争いになることはないだろう。ヘザーの時にプリナップ(婚前契約)を結んでなくて痛い目にあったのに、どうやらポールは今度もプリナップを考えていないらしいしね」
スターと億万長者の2人にもかかわらず、結婚式は身内だけのささやかなものになる予定という。
※週刊ポスト2011年5月27日号