『パネルクイズ アタック25』(テレビ朝日系)の司会で知られる児玉清さんが5月16日午後、都内の病院で胃がんのため亡くなった。享年77だった。
児玉さんは1958年、学習院大学卒業後、俳優として芸能界デビュー。『戦場にながれる歌』など数多くの映画に出演。1964年には元女優の好子夫人と結婚、1男1女をもうけている。
1975年に『アタック25』スタート後は、俳優業からは距離を置いていたが、2002年に転機が訪れる。
当時、最愛の娘である奈央子さん(享年37)は末期がんで闘病中だったが、そんななか、児玉さんの元に木村拓哉(38)主演で超高視聴率ドラマとなった『HERO』(フジテレビ系)の“木村の上司役”の出演オファーが舞い込む。児玉さんは「いまさら脇役なんて…」と断ろうとしていた。しかし、奈央子さんに「絶対出演してほしい」と説得され、出演したのだった。
以来、若者からも人気を集め、NHK大河ドラマ『龍馬伝』など話題作にも次々と出演した。
※女性セブン2011年6月2日号