5月10日の大阪城ホールを皮切りにスタートしたBIGBANGの日本ツアー「Love & Hope Tour 2011」。同ツアー唯一の首都圏開催となる千葉・幕張メッセ公演が5月13日から3日間行われた。しかし。今回の日本ツアー開催に、韓国国内からは反対の声があがっていた。
韓国では日本の原発事故以降、雨が降ると“放射能雨”だと幼稚園や小学校が休みになるなど、日本以上に不安を抱く人が多かった。実際、日本への観光客は前年比で半分にまで激減してしまった。
<私たちのかけがえのない歌手であり、韓国国民であるBIGBANGを、地震と放射能被害で大変な状態にある日本に送ることができない>
<日本ツアーを無期限延期とキャンセルしてほしい>
こんな声があがり、署名運動まで展開され、約7500通に及ぶ署名が所属事務所やレコード会社に届いたのだった。事務所も2か月の滞在予定を2週間に短縮するなどして沈静化を図ったが、韓国のファンの叫びはおさまらぬままだった。
それでも、BIGBANGは5月2日に来日。リーダーのG-DRAGON(22)はツアー初日を終えた会見で、
「自分たちがいることで安全だとわかってほしい。日本と韓国は近い国だし、力を合わせて復興への道を歩まなければならない」
と韓国のファンに理解を求めつつ、日本への思いを語ったのだった。
※女性セブン2011年6月2日号