神奈川県在住のOさん(45才)の夫(38才)は、家庭的なダンナだった。それが変わってしまったのは、4年前に義父の土地を相続して、“小金”ができてから。それまで国産車にしか乗らなかったのに珍しいイタリア車を買い、洋服もブランド服を自分で買ってくるようになったという。
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あるとき、家で赤ワインを飲みながら「男たるもの、女性を口説くのも役目のひとつ」といいだし、そのときは悪い冗談と聞き流したんだけど、いや、バカって怖いわ。
家族でショッピングモールに買い物に行って、ちょっと夫の姿が見えないなと思うと、若い女の子に「かわいいね」と声をかけてるの。
ちょっと出かけた家の近所のコンビニの女性店員に「メアド教えて」とウインクするかと思えば、同じ町内会の奥さんに「いつもステキですね」と声をかけるんだもの。
見かねて「パパッ、恥ずかしいことはやめてっ」と怒ると「何が恥ずかしいんだっ。オレは“和製ジローラモ”を目指しているんだ」って。こんなイタリア人はいないっつーの!
※女性セブン2011年6月2日号